ナミビアに旅行に行こうかな?と思ったら気になるのは観光のシーズン。
アフリカ、砂漠、サバンナにキャニオン。ヒンバ族は一年中ほぼ裸同然?
こんなキーワードだとまるで「一年中ずっと暑い国」の想像をしてしまいそうですが、たとえば首都のWindhoekは標高1650メートルもあって、日本の長野県の菅平高原(スキー場でも有名ですね)とほぼ同じような標高にあり、冬はめちゃくちゃ寒い!日本の国土の2倍もあるので、実はナミビア国内でも気候や環境が違います。
今日は観光するならいつがベスト?を考えてみました。
ナミビアの雨季と乾季
ナミビアは雨季と乾季があります。雨季といっても一時的なスコールや雷が発生することが多く、一日中傘が必要なことはあまりありません。雨季は11月頃から3月初旬くらい。以降は乾季に入り、数ヶ月の間まったく雨が降らない地域も多いです。
ナミブ砂漠の降水量は、少ない場所では年間で5mm程度だそうです。
雨季の空は夕日が反射して、写真のように雲も美しい色に染まります。
ナミビアの夏と冬
ナミビアには夏と冬の2つの季節があります。季節の変わり目には強い風が吹いたり、以前紹介したジャカランダの花が咲いたりします。(ジャカランダの見頃は10月頃)
南半球なので日本とは季節が逆で、さらにナミビア中部から南部に向かって南極に近くなります。冬の夜間や早朝の冷え込みは日本の冬と同じくらいになることも。冬は4月後半から8月前半くらいまで。それ以外は夏です。
目的地別の観光シーズン
エトーシャ・ナショナルパーク
Best :6月〜11月中旬
野生動物のパラダイス、エトーシャ・ナショナルパーク(エトーシャ国立公園)の観光ベストシーズンは乾季。動物は水場を求めて移動します。乾季に入ると雨によってできる水たまりがなくなってしまうので、WaterPint(水場)に集中して集まります。ベストは6月から11月中旬頃まで。年によって雨が多いor少ない、また時期のズレもあります。
ナミブ砂漠
Best :8月〜4月中旬
砂漠気候なので雨季はないのですが、観光で気にしたいのは冬の寒さ。冬時期は寒暖の差が激しいので、とくにキャンプされる方はセーターやダウンなどの厚手が必要になります。夏時期も朝晩は冷え込んだり、日中の暑さ対策に長袖シャツやウインドブレーカーなどは持参するといいですよ。ナミブ砂漠のベストシーズンは8月後半〜4月中旬くらいだと思います。
南部ナミビア1
(クィバーツリーフォレスト、ルーデリッツ、コルマンスコップなど)
Best :8月〜3月下旬
クレイフィッシュなどのシーフードが有名なルーデリッツは一年中風が強く体感温度が低いので、防寒具が必要です。ベストシーズンは夏時期ですが、特に海沿いのルーデリッツでは一年を通してあまり気候はかわりません。
南部ナミビア2
(フィッシュリバーキャニオン)
Best :3月〜4月下旬、8月中旬〜11月中旬
フィッシュリバーでトレッキングやキャンプをする場合には、乾季の夏時期がおすすめです。雨季で川が増水するとトレッキングできないこともあります。
中央部ナミビア
(Windhoek、Gobabisなど)
Best :8月中旬〜4月中旬
冬時期は首都Windhoekではマイナス気温になることもあるので、おすすめは夏時期。雨季のスコールは数時間でやむので問題ありません。12月のクリスマスホリデー時期はWindhoekなどではイベントもなくなり、とくにクリスマスには店も休業が多いのでこの時期はSwakopmundや北部の街の観光がおすすめ。
西部ナミビア(Swakopmund、Walvisbayなど)
Best :8月中旬〜4月中旬、ホリデーシーズン
大西洋岸の街は朝晩に一年を通して霧がかることが多く独特の気候です。夏時期でも気温が低めで風が吹くことが多いので防寒具は必須です。Swakopmundはナミビア人にとって一番のリゾート地で人気のため、クリスマスホリデーはWindhoekとは正反対に街が賑わいます。
北部ナミビア
(Opuwo、Oshakati、Rundu、Katimaなど)
Best :4月〜10月中旬
北部は気温が高く真夏時期の日中は40度以上になる地域も多いので、観光には冬時期がおすすめです。
このベストシーズンは私の主観で書いていますが、寒いのが苦手ではない方は、エトーシャ以外は一年中がベストシーズンですよ。