バックパッカーの間でささやかれている「ナミビアは鬼門」。
これはナミビアでのレンタカー移動での事故がかなり多く、ナミビアを横断しようとしているバックパッカーなどの間で、そんな風に言われることがあるようです。英BBC放送は2012年に世界の死亡原因ランキングをウェブサイトで発表しました。その際にナミビアは交通事故による死亡率はまさかの一位に。日本でも朝日新聞などで記事になりました。(引用:朝日新聞)
最近は事故死は改善されてきたようですが、あいかわらず事故は多いのが現状です。
こんな記事を書いてしまうとレンタカー会社に営業妨害で訴えられてしまいそうですが、実際のところはどうなのか?を今日はお伝えしたいとおもいます。
具体的な数字を見たわけではないのですが、わたしの知る限り重大な交通事故がいくつもありました。
ただひたすらにまっすぐな見通しがよい道路でも事故はおきていますし、わたしの住むアパートの目の前の交差点では、実際に目にしただけで2年間で5回以上(さらに信号機も何度倒されたことか...。)な事故が起きています。
この写真はわたしが事故の翌日に撮影したものなのですが、これだけ見通しがいいのになんで?という場所です。車道の中央にある割れたガラスから、事故はこの場所で起こったのだとわかります。

なので住んでいてだんだん土地勘ができてきても、運転する時には気をつかいます。
「ナミビア人が長距離タクシーを利用する前にお祈りをつぶやいていた」という話も聞いたことがあります。
ここ2ヶ月の事故の例
わたしもここ数年間で両手以上の事故現場を目撃しています。走行中も数台前の車の荷台が転倒して積荷がばらまかれてしまったこともあれば、目の前の車が急に谷に落ちていってしまったこともあります。(なだらかな谷でその先のフェンスに激突していたので怪我はなかったと思いますが。)天気の話題以上に車の話題が多いのがナミビアです。
2016-10-01 the namibian記事より
事故の原因
ドライバーには年配者も、旅行者も、隣国から長距離で10時間以上連続ドライブしている人も、、、
そして車の車検も日本みたいにきっちり整備しないまま、走行メーター10万キロ、20万キロ、、、下手したら2周目回っている車も走っているので、自損事故以外の事故も多いので注意が必要です。
- 追い越しの際(相手車線の追い越しも含む)の正面衝突
- 動物のとびだし
- タイヤのパンクやバーストでの横転
- Gravel(未舗装道路)でのスピード超過による横転
上にあげたのは日常茶飯事です。
こんな人はレンタカーに乗らないほうがいい
最低でも以下の3つの項目を同乗者の誰かができなそうならば、レンタカーはやめてドライバーをチャーターするかツアーに参加したほうがいいかもしれません。安全をお金で買うという手段もあります。

- バックパッカーで知り合って乗り合わせて観光に行くのも珍しくないのですが、自分が運転がうまくても他の人が下手だったり飛ばし屋だったら注意できる?
- 1日に数台しか通らない未舗装道路(ナミビアには多い。)でパンクしたらタイヤ交換できますか?
- 実際に事故にあったとき、電話など連絡する手段は持っていますか?
運転する時に気をつけること
普段の安全運転にプラスしてナミビアならではの気をつけるポイントです。

- 運転中は日中でもライトをつける。
- タクシーの後ろを走る時は車間をあける。(道の客に気をとられているので急にブレーキをかけたり曲がることがあります。二車線道路の内側でも同じです)
- 120km道路では、前方と後ろから追い越しにかかっている車に気をつける。
- 道端に動物がいたら徐行しクラクションをならす。ハザードを点灯。
- トラックなどがたまにする、走行中の右ウインカー点滅は「抜かしても大丈夫」の合図だが、トラックが右折したい場合もあるので気をつける。
余談ですが、シートベルト、携帯電話、スピード違反の取り締まりはかなり厳しいです。
交通事故には飛び石やパンクなども含まれていますが、日本人を含む重大な死傷事故も過去にあるので、運転される方は、ほんとーに気をつけてくださいね!!!日本人の事故って、、、ぶっちゃけ結構多くてびっくりしています。
来週からまた旅にでます。わたしも気を引き締めてドライブしたいと思います!